Beast Battle Simulator

Beast Battle Simulatorは、現実の動物と架空の動物の間でおかしなデスマッチを試し、どちらが勝者かをきっぱりと証明する機会を与えてくれる。Unityのような簡易エンジンの発達により、ゲームデザインへのアクセスが容易になり、Steamのようなプラットフォームの台頭により、小規模なデベロッパーが今までできなかった市場に参入できるようになったことは、市場が巨大で経験豊富な開発チームを持つ10億ドルのスタジオのみによって独占されているわけではないことを意味しています。つまり、かつては日の目を見ることが不可能と思われた奇妙で難解なゲームが、今では誰でも手に入れられるようになったということだ。Beast Battle Simulatorは、最もアバンギャルドな新しいインディーゲームの1つで、完全3Dのシミュレーターで、ユーザーは野生の戦闘を試し、自分の動物がどの程度戦えるかを確認することができるのだ。

実際には、Beast Battle Simulatorはゲームというより、楽しい小さなツールだ。仕組みは簡単です。シンプルなトグルとインターフェースを使って、2つの別々の軍隊を作り、互いに対戦させる。明らかに科学的に不健全で、その背後にある論理の根拠はほぼ皆無であり、開発者もそれを理解している。だからこそ、プレイヤーが想像しうる最も不条理な可能性を容易にすることに全力を注いでいるのです。自然界に生息する動物は、ウィンナー・ドッグ、キリン、ゴリラなど多岐に渡りますが、もっとありえない選択肢もたくさんあります。イエティやティラノサウルス・レックスなど、架空の動物や絶滅した動物も登場し、さらに動物をカスタマイズすることで、あるチームが他のチームより有利になるようにすることも可能です。また、人間も登場し、様々な武器を装備させることができます。子猫だけではカバに勝てないかもしれませんが、ミニガンを持たせれば、まったく別の舞台で活躍することができます。

荒唐無稽なシミュレーションは原始的ですが、それがこのゲームの長所なのでしょう。これによって大規模な戦闘が可能になり、実際の戦闘結果が血生臭くなるのを防いでいる。基本的な体験はサンドボックスだが、物事を丸く収めるためにいくつかのモードも追加されている。豊富なチャレンジはパズル的な要素もあり、サッカーモードとホードスタイルのサバイバルモードも基本パッケージに含まれている。本作の最大の魅力は、繰り広げられる乱戦を見守ることであり、人間が介在しなくても結果が出ることを確認できますが、限られた移動・戦闘オプションで、いずれかの動物を操作して戦況を変えることも可能です。ゲームの機能はすぐに使い切ってしまいそうですが、1時間を無駄にしたいときや、友人に目新しさをアピールしたいときには、楽しい気分転換になるでしょう。